仕事ではビジネス用チャットとして「Slack(スラック)」を使っているのだけれど。
これが本当に楽でいい。
私が今やってる業務の中で、別の担当の社員の方に問い合わせることがたまにあって。
もらったデータで、「ここは間違ってんじゃないの?」って、こっちも確認してるわけです。
その当時、同じ仕事をしてた派遣女性の方はそれに不満を持っていて。
「なんで私らが、社員のミスをわざわざ指摘してやらんといかんの?
しかも「お忙しいとは思いますが~」とか下手にでて!間違ってんのはそっちやのに!」
と随分とご立腹であった。
いや、まあ確かに向こうのミスを、こっちは何の知識も経験もない単なる外部派遣された人間が、
「ここ間違ってません?」
と指摘するのは、確かにおかしな話だ。
でも、何もそこまで丁寧にお願いなんてしなくても、、と私は思っていた。
その方のメールは確かにご丁寧に、
「申し訳ございませんが~」
「お手数おかけしますが~」
とか、大層丁寧な言葉が並んでいた。
いや、そこまで丁寧に書く必要ある?
外部の方宛だと、特にこっちがミスをした場合になら、それくらいしても違和感ないけど、ミスを指摘する立場で、しかも宛先が同じフロアで働く、たかが社員の若い子(20~30代)ですぜ?
私に言わせれば、その方こそ、なんでそこまで丁寧に文面を書くのかも分からない。(どうせ、そうするように代々派遣の方の引継ぎ等でやってたんだろう)
その方が丁寧に書く一方で、私は淡々と修正箇所と、
「修正お願いします」
「確認お願いします」
だけで済ませていた。
必要以上に丁寧な言葉なんて、同じ社員の人間には必要がないと思っているから。
(たとえ、こっちが非正規だろうが関係はない)
これは個人の差なのか、世代の差なのか、よく分かりませんが。
で、今ですよ。
その派遣の方は、この3月で退職されてて。
問い合わせ先の若い社員も、みんなメンバーが変わった。
今の担当の方、メールによく気付かない方で、もうメールを送るのを辞めてSlackのダイレクトメッセージで送るようにした。
時代は変わったもんです。
おまけにSlackにはスタンプ機能がありましてね。
これが結構種類豊富で。
「修正しました」との返事にも、
もはや「ありがとうございました」
と送るべきメッセージも、
「ありがとう!」スタンプで返す。
もう、無駄に丁寧な対応なんて時代遅れだ!
そんなものを丁寧にしたためて相手に伝え送る時代は終わった!
時代は、無駄をとっぱらい、効率よく作業を進めるのみだ!
いや、でもそれくらいには、みんな時間に余裕がない。
今までは、私らのチェックの後、また別の社員さんがチェックしてたのに、今ではそれすらスルーされて、そのまま外部の会社さんに直接送るという状況だ。
こんな状況、もう丁寧な文なんて誰も書かないし求めてないし、もらっても嬉しくない。
こうやって、人は人としての心をどんどん失っていくのだ。