時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

深夜のケーキ屋さん

高校時代の地元の友人と、冬だからと鍋を食べに行ってきた。薬膳鍋。

よくは分からないけど、クコの実とかナツメとかが入ったスープに、野菜やらキノコ、鶏肉を入れた鍋。
香辛料や調味料の入ったスープは、なんか不思議な味がして辛かった。

薬膳鍋

不思議な味がした・・・でもうまか

我々も30代。そして全員が独身。
そろそろ健康が気になり出す年。

特に友人の一人が職場の健康プログラム的な何かに強制的に参加させられ身体測定データを取られ、体脂肪率が50%を超えていた、なんて明らかにおかしいデータを叩き出され。
(身長148、体重も50キロ以下、BMIも当然標準。見た目の普通だというのに。そんなバカな)

さすがにそれはミスだろうとは思うけど、それでも食生活含めた生活が褒められない我々。

私は歩くのが好きだから今は通勤で歩いたりしてるし、土日は走ったりするし、夏場はプールで泳ぐ。
健康を意識というよりは、精神的な健康を意識してるだけだが。
(その代わり、偏食がひどい)

友人はみんな車社会なので、これまた動かないのよね。

だからといって、50%越えになるなんてことはありえないから、明らかに数値がおかしいね。

たまにはこういうものを食べてデトックスや、とかいうけど。
まあ結局、この健康的な鍋を食べた後、ケーキ屋行ってるんですけどね。

前も島に遊びに行った際、身体にいいものを食べた後、躊躇なくデザート食ってたんで、こういう人たちなのです。私含めて。

ちなみに、ケーキ屋って夕方に閉めるとこ多いじゃないですか。
でも、そのケーキ屋は深夜まで営業してて。

21時過ぎに行ったけど、ショーケースの中ではケーキが山のようにキラキラと輝き、30個ほどのケーキが整列してた。
隣のケースにはホールケーキが10種類以上も並び、これまた見ごたえがあった。

こんな時間に?って思ったけど、我々が行った際にすでに先客がおり、さらに送別会にこれから行くらしい妙齢の女性たちがホールケーキをお買い上げ。

さらには家族連れが、これまた家族でご飯を食べた後に一人1つずつカットケーキを買って帰り、さらに合格祝いのプレートを乗せたホールケーキを求める人もいて、さらに・・・

と、イートインで1時間ほど滞在してたけど、お客がほとんど途切れることなく訪れていた。

商店街に近くさらに駅からも近い場所で、ついでに飲み屋も多いんです。
だからこそ、その帰りに買って帰ったり、逆にお店のオネエチャンに土産として買っていかれる方なんかも。

とにかく21時を過ぎてるのに美味しいケーキがズラリと並び、なかなか流行っているようでした。

ほら、ケーキ屋さんって早くに閉めるとこ多いから、この時間にやってるのって、すごく差別化されてるというか。需要があるんだよね。

だってケーキを食べるのって、多くの人が夜ご飯の後じゃん。
夕飯を終えて、ちょっと一息した頃に食べたくなるものでしょ。

だからこそ、その時間に買いに行けるって、すごく便利だと思うのよ。
もちろん、だからこそ深夜料金でちょっとお高めだけど。

でも見た目も可愛らしく、本当に美味しかった。

おいしいケーキ

甘酸っぱいケーキで心底うまかった

やっぱりケーキはケーキ屋さんに限るな。町のケーキ屋さんは特に美味しい。
で、ひとしきりケーキを味わって、さあ、となった頃でしょうか。

客がとにかく途切れないから、別に珍しくもなくなった頃、2人組の男性が入って来たのですね。
声の大きい男性2人組で、50前後の方。

ショーケースを見るなり、「全種類頂戴!」との声が上がり、我々は思わずそっちを見たね。

ショーケースには30個ほどのケーキが並んでいるわけ。
それを全種類。

1つ500円~600円だから、全て買って1万8千円くらい?

お店のおじちゃんが、トレーに1個ずつケーキを取って並べていく。
壮観でした。
プラスチックトレイ一杯に一面のケーキ。夢のような光景。

これまた、どこかのお店に持っていくんだろうか。
それとも宴会でもやるんだろうか。
急なお客さん?

なんにせよ気前のいい2人組は、袋を2つ下げながら大声上げつつ帰って行った。
・・・夢のような時間だった。

深夜、とまではいかないけど、こんな時間のケーキ屋さんって、こういうことがよくあるのだろうか?

ついでに、深夜までやってるアイス屋さんには人だかりができていた。
この寒い冬に!?

ケーキ屋さんは儲かるらしい、というのも分かる気がする。
子どものなりたい職業1位・ケーキ屋さんは、結構現実的で地に足ついた夢だと実感しました。