時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

本気について、ちょっと考えてみた

本気って、なんざんしょ?

目標ってほど明確なものではないんだけど。
将来的にやってみたいことがあって勉強してるんだけど。

それが本気なのか(「本気でやりたいのか」「本気でやってるのか」の2通り含めて)って言われたら、ちょっと言葉を濁すしかない。

どちらも即答できないのが情けない。

 

たまたまだけど俳優をやられている方が、22歳でデビューできなければ夢を諦めて就職すると決めて、事実、22歳でギリギリデビューできた話を聞いた。

もう最後の年だから、がむしゃらにやった、と。

でも、そういう方って世の中いっぱいいると思うんだわ。

この年までって決めて、実際に花開いた方もいれば、がむしゃらにやっても夢が叶わなかった方も。

むしろ、成功する方が少ないんじゃない?

本気度の違いだって言われたらそれまでだけど、じゃあ、どこまでやったら本気認定?
何をやれば、本気だって言えるの?

プロほど、「自分はまだまだ」と口をそろえて言う。
下手な人ほど、「自分は結構イケてる」と言う。

 

ある朝、目が覚めた時、自分は本気でないと悟ったことがあった。

もしこれが本気ならば、自分が納得するまで調べるし、それでも分からないことは聞く。馬鹿にされるかも、とか保身的なことを乗り越えて。

自分は、正直言えば全然足りていない。何もかもが。

人から教わるものも、ただメモだけ取ってそこで終わり。
それじゃ大学生と変わりないじゃん。

全然ダメだったなって思って。

こんな状態で、よく「やってるつもり」になってたなって思うわ。
自分に対して、全然誠実じゃなかった。

勧められて読んでおきたかった本だって、調べはしたけど後回しにして結局買うには至らず。

いくら新しい仕事が始まったからといって、別に本を購入するくらいのことはできた。
購入した本なら、ちょっとずつでもページを進めることはできた。

私の本気度なんて、この程度だったんだなと。

悔しくなったね。自分に対して。

本気ならば本くらい

本気なら、これくらい読めるよね!(脅し)

意識を変えなきゃ。

というより、全然本気じゃなかったと分かった時点で、なんかちょっとポイントが切り替わったような気がする。
ちょっとだけよ。考える視点がちょっとだけ上がった感じ。

少なくとも、本気じゃなかった自分を見下ろして見えるくらいにはなった。
レベルが上がったみたいに。

22歳でデビューにこぎつけた俳優さんは、もう後がないと危機感を持ったから、意識が切り替わったのだと思います。

いや、その他大勢の方も同じく危機感くらいは持ったはずなのよ。
何歳までにって決めて、その最後の年くらいはね。

その芽生えていた危機感に対して頑張ったとは思うのよ。誰もが。
一体、何が違ったんでしょうね?

後がない状況を作るのは誰でも簡単だけど、それはあくまで本気になるための手段。
本気を出すための、舞台作り?

そこからじゃあ、何が違ったと言えるんだろうかね?
その部分が重要なんだけど。

・・分かりかねる。

情熱、頑張りの内容、成果、コネクション、人柄、最終的には運なのか・・

 

先日、他人に向けられた「甘えている」というコメントに、この上なく腹立たしい気持ちが湧いてきて、ひと暴れした。

なに、別におかしなことじゃない。

自分がただ甘えていただけなんだ。

無意識に分かってることに対してチクリとやられていたから、無性に腹が立っただけなのだ。