時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

私と友人の健康観(30代)

前回遊んだ友人と、ご飯の時に話したお話でも。

実は友人、30代前半にして、病院にめっちゃ通っている。

大腸かどこかのポリープを取り、胃カメラ、婦人科、皮膚科にMRI検査。歯科にも。
とにかく有給は全て病院に充てているほどの病院マニア、というか検査マニア。

別に健康診断で引っかかったから、というのでもなく、ただなんとなく不調が多いから検査しに行くと何かが見つかるらしい。

これまで見つけてきたどの病気も、そんなに悪さをしないから大丈夫だと医者に言われても、「怖いから取ってください」「検査してください」と頼み込むほどの心配性。
そう、心配性なのだ彼女は。

職場の健康診断も、自分のかかりつけ医のところに行って行うほど。婦人科ならここ、胃の名医はここ、みたいな。
なんなら、県外にそのかかりつけのお医者さんがいることもあるらしく、電車で1時間かけて行ってきたとも言っていた。

 

自分は、変な人間だという自覚はあるけど、彼女も相当の変人である。

いやだって、まだ30代じゃん。

そんな病院ばっかり行く?少なくとも、そんな人は彼女しか心当たりがないよ。
特別肥満であるわけでもなく、相当量を食べてるわけでもなく。

ただちょっと高校の時から生理は重く、その期間は必ず薬を飲んでいた記憶がある。
私はそれを見て、「薬を飲む人がいるのか」と知ったくらい。

そりゃ一人暮らしだし、生活リズムだったり運動不足だったりはあるだろうけど、
30代前半で月に何度も病院に行くとか、そんなことありますかね?
整体にも行ってるよ。

まあ、彼女はおそらく、心配で不安だから行くのです。
それはまったくもって正しい。
大抵の人間が忙しさにかまけ、手遅れになってから後悔するのだ。そういう意味では、相当正しいことをしている。

正しいけど、私の価値観とは合わないことだけは間違いない。

甘いもの

でも結局、二人してデザートは食う

私は逆に、「病院に行くから病気が見つかるのだ」と思うタイプ。

よほどのことがない限り病院には行かないから、友人よりも食生活が乱れている私は、
結構な病気が潜んでいることは間違いない。

実際に、健康診断でも引っかかっている。
しかしだ。
ちょっと数値が高いからって、なんだというのだ。

悪いけど、引っかかったからといって再検査を受けたことなんて1度もない。
催促されても知らん顔。

だって、自分が不摂生な食生活を送ってるのは自分が一番よく知っている。
自覚している。
その結果が、この健康診断の結果に表れているのは、当然の結果なのだ。

引っかかるような生活をしていて、実際に引っかかっているのだから何も問題がない。

むしろ、これで「どこも悪いところはない」と出ている方が不自然だ。
悪い生活をしていて悪い結果が出るのは、2+2が4になるくらい、自然の摂理なのだ。

これが、例えば真面目にちゃんとした食生活を送っていて、悪い結果が出るなら大問題。

その場合は病気を疑って病院におとなしく行くし、自覚症状があって不安ならば医者に頼ってもみる。
薬が欲しい場合とか。この症状が何かをハッキリさせたい時とか。

でも、そういう時以外では、まあ、ね。
病院に行く前に、「まずその不摂生な生活をどうにかしろ」と自分に言いたい。自覚があるのだから、まず直すべきところはそこだ。

 

だから、そういう意味で、友人と私の健康観って相当極端なのよね。

私は健康に対して無頓着すぎるし、友人は神経質すぎるのだ。
多くの世の中の人間は、ちょうどこの中間の価値観を持っているのだと思う。
(そしてそれが、一番生活しやすいと思う)

もちろん、こういう価値観だからこそ、後になって大病が見つかって・・・ということは確実にあるんだろうけど。
今現在、自覚症状なしで進行しているのかもしれないし。

結構みんな調べていないだけで、潜在的な病の1つや2つは持ってると思う。ただ、生活する上で困ってないから、何もしないだけ。
そこらへん、友人は過敏だな。

だけど、そういうのを1つずつ調べては見つけて、なんてやっていても。
生き延びるために生きてるわけじゃないし。

 

まあ、ここら辺の考え方は、個人によって大きく違うと思うしね。

自分の在り方を押し付けることもなし、友人も、こんな私に信じられない顔をしてるけど、別に注意してくるわけでもないから(逆に私は、そんな友人の病院通いの生活に信じられない顔をした)、お互いの価値観で別にいいのだと思う。