時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

後楽園の真実

所用ついでに岡山市へ行っていて、そんな中ついでに後楽園をちょいと覗いてきました。

後楽園は、岡山駅からバスで10分ちょっとなのでアクセスしやすいのです。

これまで、大抵の名所に関しては誉め言葉を惜しげもなく使ってきた私ですが、この岡山の後楽園だけは手厳しいというか、まあ、こき下ろしてきたんですよ。

前回行った時ね ↓

hikikomoru-shikou.hateblo.jp

再度蒸し返すけど、日本三名園と言われているけど、本当にそうかぁ?と。

あれをまるで、日本の代表みたいな肩書与えちゃって、日本の評判が損なわれやしないの?って。
あれを世界に誇っちゃ駄目でしょうと。

そんな風にこき下ろしてきたんですけど、以前行ったその日は曇りの日だったから、晴天の日に行けば、また違った感想が浮かぶかもとちょっとは期待してたんです。

やはり1度見ただけで、偉そうに書くのはよくないですね。
だからリベンジしましょう。

 

・・・。

と書いておきながら、確かに晴天の日に行けば、それはそれで絵になる庭園ではありましたよ。
前回は行かなかったエリアもありましたし。

でもねえ、期待を裏切る形で申し訳ないけど、やっぱり後楽園は後楽園でした。

やっぱり、正直日本を代表する庭園からは、ちょっと下りていただけないかと・・・

でも!
青空で撮った後楽園は、空のコントラストがある分、美しさは増してました。

微妙な庭園も、少しでも美しく見えるようにバリバリ意識して撮ったので、是非ご覧ください。(加工は一切していない)

池に空

池が広いんですわ、あ、画面下が池です

池と空

あ、雲が映ってる

池と空

青空が反射してます、空が落ちたみたい~

池が多いから、どうにか池を美しく見えるようにだな・・・
しかし。

後楽園の池

池=そこに入れない

この写真を見て分かるよう、その多くが池なので、正直つまらんですよ。

つまりは、そこは歩けないってことですから。
あと、これが特徴でもあるんだろうけど、芝生ばっかりです。

後楽園の芝

芝=何もない

この池と芝生が面積の大部分を占めているため、何度も書いてるけど平坦で、見通し良すぎてつまらん庭園になってしまってます。
建造物にも入れないし。

今回、「二色が岡(音声ガイド3番)」方面に初めて足を踏み入れたのですが、そこだけは木が多くて落ち着ける静かな場所でした。

しかし、場所が場所なだけに、庭園の他の場所よりも人が少なく、寂しげな雰囲気も。
逆にそこがあったから、ちょっとだけ評価は上がりました。

でも、庭園とは呼べないですよ、あそこはね。


とにかく池しか見る場所がないので、今回はこうやって、池に映る空をメインに据えて写真を撮って回りました。

池と岩と空

鏡みたいに映るのよ

前日に雨が降ったようなので、空が美しいからね。

普段の晴れの日では、こうはならない。たまたま雲が多い日だったから狙いました。
意識して撮りました感が強いけど、こうでもしないと、とても無理。

しかも、池は流れというか、常に一定じゃないから綺麗に映らない。

芝はハゲてるし。池に映った空に負けてどうすんの!

木々の映り

木々も映ります

結論。

この庭園は、中心部にあたるメインの空間がほとんど池と芝生で構成されてるため。
写真撮っても池と芝。
歩いてみても池と芝。

面白味がないんですよね。
そういうコンセプトの庭園なんでしょうけど、うーん、ちょっと。。

外国の方は、こういうのを見てどう感じるのだろうか。

こういう何もない余白に、日本らしさを感じ取れるの?
日本人にだって難しいのに?

後楽園の池

松越しの、池に映った空

写真で見るより、実物を現地で見た方が何十倍も美しいってこと、私は写真を撮るようになってから思うけど、ここ後楽園だけは、写真で撮ったものの方が美しく見えます。

だから、写真以上のものは現地では見られない、ということを念頭に置いた上で、訪れてみる方がよいでしょう。

残念ですけど、それが全てです。

青空の下の後楽園

空の青さで、大分助かっている。空は偉大

写真は素人なんで、どこ行っても、現物の数百分の一くらいしか良さが伝わらないような写真しか撮れないけど、後楽園だけは違う。

他の名所は確実に自分の目で見たものの方が圧倒的です。間違いなく。
ここだけ、ちょっとおかしいのです。

私の言っていることが正しかったのか、ただ見落としているだけなのか、皆さんもぜひ行ってみてその目で体験してみてください。

紅葉の季節になったら、また私も参戦します。(←後楽園に対する異常な執念)

後楽園