時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

岡山記(後楽園連れ合いの旅)

前回までのお話
岡山記(井倉洞のスリルある冒険①)
岡山記(井倉洞のスリルある冒険②)

まさかの連続岡山。
この日は連れ合いがいたので、連れ合いの旅。

前日とまったく同じように岡山駅まで行くために地元駅に向かうと、またしてもみどりの券売機が停止中とな。
・・やる気が感じられない。

人がいないための券売機やろうに。
人もおらん、券売機も停止って。

 

今日の予定は後楽園。

実は初めてなんです。
友人は数年前に家族と来たことがあるらしい。

後楽園は、日本3名園とも言われる公園らしく、美しさがウリらしい。
駅からもそう離れているわけではないので、気軽に行けます。

バスや路面電車も走ってるけど、若い我々は迷わず徒歩を選択。
まっすぐなので、迷うこともなし。

それにしても、岡山駅は都会。デカすぎる。

そして駅前通りは、とにかく道が広い。これは広島以上の広さ。
地元は道がめっちゃ狭いし、友人は都会住み。

この岡山の道路の広さに感激しておりました。

岡山市の道

どこの外国かと

そして20分ほど歩くと、見えてきます後楽園。

旭川

これまた大きな川が

まあ、今回初めて足を運んだ後楽園だけど。

感想?
暑かったですとても。
その日は一応曇りだったけど、気温がまあまあ高くて。
ワンピースに軽い上着を羽織ってきたけど、暑過ぎました。

え、それ以外の感想はって?

そうねぇ、すごく丁寧に手をかけられている公園ね。
不満はないのよ、不満は。
でも、思った以上に、時間つぶせなかったなーと。

全てをじっくり丁寧に見たわけではないけど、そんなに時間をかけずに回れてしまった。
というかさ、あんまり見どころがなかったね。
なんてうか、すごく平坦で。

後楽園の光景

だから歩きやすいとも言えるが

3名園って言われるくらいだから、もっとこう、見どころがいくつもあって美しい公園かとばかり思っていたら、見どころは少なく、確かに美しいけど、そういう見どころ以外はただの道って感じなんだもの。

美しいけどね。美しいだけ。

後楽園の小川

心は落ち着くね

この友人含めて大学時代の仲良し3人組(失笑)で行った栗林公園の方が、華があったなぁと。
そっちは香川にある公園で、砂利道や橋なんかが歩きにくかったのもあるけど、見どころというか、なんかいろいろ凝縮されてて、圧倒巻があったのよねぇ。立体感があるというか。多分、木の量が多いんだと思う。

3人で行った方の公園と比べてどうだった?って聞いたら、「栗林公園の方が、滞在時間が長かった」と。

そう、なんか。後楽園、あっさり進んでしまったのよねぇ。
なんだろう、綺麗すぎて、あんまり心というか、目に刺さらなかった。

後楽園の光景

絵にはなる

後楽園の橋

記念撮影するにはもってこい

木が少なく全体的に平べったいのもあって、向こう側まで行かなくても、見通しが良いためサクッと進めてしまって。

立ち止まって観察したり、長く眺めていたい場所がないため、何にもとらわれずに歩けてしまう。

後楽園の池

というか、池が広すぎる

道に迷いようがないってのもある。
お城が工事中だったというのもある。
季節が悪いって?(いや、いつ行っても楽しめるってのが名園でしょうが。)

でも、なんかなぁ。

私、旅に出たらめっちゃ写真を撮るわけですよ。今回も有名な公園だっていうから、期待してたんですよ。

なのに、あんまり写真を撮ることなく1周してしまったのだから、残念。
だって写真に収めたい光景がなかったんですもん。
二人して自撮りしても、こんなに早く見終えてしまうなんて。

後楽園という公園

でも、公園なんてそんなものよね

後楽園の建物

建物は、多分見るだけ

なんだろうなぁ。

これまで鍾乳洞とか、井倉洞の川や滝だとか砂丘だとか、雄大な自然に触れてきたものだから、人の手で美しく繊細に演出しました!っていう公園に、あんまりダイナミックさを感じなかったのかなぁ。

ものすごくお上品な公園だったもの。
まさに、人をもてなすために作りました!っていう感じの作られし公園。
後で知ったけど、かつては本当にお偉いさんの接待の場だったらしいね。

うん、そんな感じするわ。ばっちり伝わって来てた。

もてなしの公園

如何にもって感じ

後楽園の建物

抹茶を振舞ったりさぁ

多分、私はそこをあんまり求めてないのよね。
もっとダイナミックな自然に圧倒されたいお年頃。

ちょっと他の人の意見を聞いてみたいものだね。

グランドキャニオンを見た後でこの公園に行った人、どう感じましたか?

 

改めて写真を見直してみたら、前回記事の写真の方が、雄大さを感じるでしょ。

前日にそこを見て来たんだから、そりゃあ地味に感じてしまうわ。
スケール小さいし。仕方のないことよ。

友達だって、同じように全国の名所を家族旅行とかしてる子だし。
どうしても、比べてしまうよねぇ。

後楽園の道

魅力を感じるにはまだまだ若すぎる

お茶屋さんへの道

お茶を楽しむにも若い

そんな感じで、ちょっとだけ拍子抜けしてしまった我々だけど、気を取り直して倉敷まで行こうと思います。

 

倉敷の観光地と言えば、倉敷美観地区

観光のための地区って感じですよねぇ。
こっちは私が昔行ったことがある場所でしたのでご案内。

倉敷美観地区

絵になる観光地

主に街並みを見て、土産店を回る旅。

ここも街並み自体はあっさりしたものだったけど、土産店をうろついたため、時間はまあまあかかりました。

途中、3店舗もあるクレープだとかパフェを売ってる店に入り、白桃クレープを注文。
友人はイチゴのクレープを。

このクレープ、結構重たくて。
半分ほど食べた時点で結構苦しくなって。
私は積み重ねた年齢を感じました。

それは友人も同じだったようで、半分ほどで二人して弱音を。

ええ、もうクレープだのパフェだのを嬉々としてパクつける年齢ではなくなってしまったのです。

気付けば大学を卒業してから早10年。

今でこそ、こうして度々遊びに行ってるけど、当時はあんまり仲が良かったわけでなく。
授業は一緒に出ていたものの、こんな風に遊びに行った回数は少ないのです。

10年前なら、クレープ食べた後にアイスやら何やらも食べられたであろうに、もう30を超えた我々には、厳しいものがありました。
重ねた年齢を噛み締めながら、ちょっとだけしんみりして残ったクレープを頑張って食す。

見た目だけは若く見える我々。まだ一応「お嬢さん」。
でも確実に、年は重ねておりました。

今回の旅で、結局一番おいしく食べられたのは回転寿司でしたね。

 

この日の岡山は連れがいたけど、基本的に旅は一人でするもの。

私一人の旅だと、まともに食事をすることがないので新鮮ではあったけど、やっぱり通常の人間に合わせるとキツイものが。

結局、夕方になると頭痛がしてきて、常備していた頭痛薬を飲む。
まあ、暑かったししょーがない。
こういうことがあるから、誰かと旅行は苦手なんですよ。

基本、遠出した2回に1回は頭痛がするし、お腹の調子も悪くなるので、やっぱり旅に向かない性分だと思いました。

 

最後にちょっと、心にざわりとなったこと。

友人はさ、私がこの一月で行ってきた所のほとんどを、もうすでに家族と行ってしまってるのね。
それがなんか、ちょっと複雑な気持ちだったね。

個人的にすごく頑張って行った場所なのに、この子はすでに家族と行ってたのか・・・お金も全部出してもらって・・・

なーんてちょっとジェラシーを。

まあ、うん。
でも家族と行く旅行と、一人で進む旅行は違うもんだよと、無理やり自分を納得させて帰る休日でした。

~END~

 

後日、後楽園をリベンジしてみた時の記事 ↓

hikikomoru-shikou.hateblo.jp