時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

美祢記(秋芳洞を探検②)

前回のお話

美祢記(秋芳洞を探検①)

たどり着いた秋吉台

秋吉台

見晴らしがよい

ここからカルスト台の見物になります。
ここがねぇ、もう素敵な景色で・・・

写真を見ていただきたい。

秋吉台を見渡す

限られた部分しか見せられない悲しさ

緑の芝に、白い岩。(写真だと緑に見えないけど)

この岩、石灰岩だそうで、なるほど。
今思えば、私は鍾乳洞がなんたるかも分かっていなかった。

とりあえず、展望台で先に見渡したあと、さっそく降りてみることにしました。

秋吉台の光景

どこへでも行ける

ここもまさにオープンワールドの世界。
どこへ向かうのがいいのか、さっぱり分かりません。

こう考えて見ると、決まりきった道順のある施設の見学は、何も考えなくていいから楽ですね。

どこへ行ってもいいというのは、なかなかに迷いや決断が必要です。

ええ、学校を出た後の我々みたいなもんですね。
どこへ行ってもいい、まさに旅は、人生を考えられるものです。

秋吉台の風景

こんな場所に、目的地なんてあるのか?

どこへ行ってもいいけど、それでも一応は歩道というか、通ってもいい場所が決まっているので、そこは注意が必要です。

道のない場所を、勝手に横切ったり入ったりしてはいけないのです。

秋吉台の道

道を歩きましょう

とりあえず奥の上の方に見えた、休めそうな場所があるところまで行ってみましょう。
「若竹山」だそうです。

遠くに見えた場所も、実は案外簡単に行けることが、ここ何回かの旅で分かったことです。

秋吉台の続く道

目で見えてる場所は、思った以上に簡単に行ける

実際、そこまで写真を撮りながら歩いても10分ほどでした。

とはいっても、この秋吉台はめちゃくちゃ広く、もっと先に行けるコースなんかもあるらしい。

ただ私は時間的に、ここは2時間もいられなかったので見えている範囲だけで楽しみました。
それでも十分、景色のすばらしさを堪能できます。

秋吉台の風景

ここいらで「もののけ姫」終盤に流れた曲を流すこと

秋吉台の風景

こんな穏やかな自然は、そうそうない

もう、とにかく気持ちがよかった。

もっと夏場に来られれば、コントラストがはっきりしていて見ごたえがあったのでしょう。

4月でも十分綺麗だったけど、写真じゃ一部ハゲてるようにしか見えない。

しかし、炎天下を探索はなかなかに死ぬ。快適に過ごせるのは、4月までですかね。

今回も秋芳洞に合わせて上着を着てきたら、秋吉台では暑すぎた・・・


バスの時間も考慮して、鍾乳洞へと戻ることにいたします。

来た道を引き返し、エレベーターを降りて再び秋芳洞へ。

やっぱり、鍾乳洞は興奮しますね。
冒険心がくすぐられます。

美しい反射

ここの反射がすごい

実は、この秋芳洞、正面入り口入ってすぐのところに「冒険コース」の出口があって。

ちょっとだけ進むと、冒険コースのスタート地点があるのです。

コースの存在は知ってたけど、出口付近の湿った岩肌に足を置いてみてビビッて「さすがに怖い」と思って素通りしていたのですが。

でも、やっぱり体験してみないと後悔する!と思った私、コースのスタート地点まで再度引き返し、登ってみることにしました。

冒険コースの入り口

多分、ちょうどこの写真を撮った辺りから

300円を料金箱に入れて、ミニ懐中電灯を取ります。

黄色の梯子が岩に打ち付けられているので、そこを登ったらスタートです。

 

・・・。

結論だけ言おう。怖かったわ。

湿った岩を歩くのは、それはそれはビビります。

手すり自体も鎖だし、ここは必要だろうってところには、鎖すらないんですもん。

道自体は2手に分かれているところもあって、どっちを行っていいのか悩みますやん。
で、後悔するという。

しかも途中、ちょっと滑りました。

そして最後の降りるところ!

もう手で持てるところがなく、ほぼほぼ座り込んで降りるしかなかった。
正しい降り方はなんなの・・・?

上から見た光景

上から見た光景

えーん、怖かったよー

ビビりながらも着地した30代。

ゴール地点では、このコースに興味深そうな50代夫婦がいたけど、あんまりお勧めできない・・
いや、登山愛好カップルならOKだけど。

ああ、臆病者には大変なスリルのある経験でした。

こんなところを、ジャンプだけでヤギのごとく登っていくFalloutの主人公は人間ではない(いくらゲームといえど)。

「小さな勇気で大きな感動!! !!」なんてポップに書いてあるけど、大きな感動なんてなかったわ。

主人公が人類でないことを身をもって実感し、鍾乳洞から地上に出るのでした。

・・・まさか体感するとは思わなんだ。

秋芳洞冒険コースの看板

バカヤロー、そんな甘いもんじゃないわ

さてさて、そんな感じでハラハラで終わった秋芳洞探索。

出口から見た光

冒険後、この光が天国に見えた

鍾乳洞口前の石清水

流れる水も美しく見えた

秋芳洞入り口の川

実際、水は美しかった

入場口を出ると、ソフトクリームを売ってる売店があって、おばちゃんが「夏ミカンや梨があるよ~」と宣伝してたけど、そのまま通り過ぎ。

しかし、なんだか気になったので、引き返して夏ミカンソフトを購入。なんだかヨーグルトが入ったみたいな味で美味でした。

これくらいなら、梨ソフトも買って両手にソフト状態でもよかった。
(アイスの早食いなら自信がある)

バス停に戻り、時間までぼ~とベンチに居座ると、スピーカーからいい感じに音楽が流れてくる。

この感じがディズニーランドっぽくて、疲れた身体の端々に水のごとく充実感を与えてくれる。眠ーくなってくるね。

16時手前、我々を迎えにやって来たバスに乗って、新山口駅まで戻るのでした。

おいでませ秋芳洞

~END~