時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

社会保険のお話(知識編)

さてと。
退職に伴い社会保障のお世話になるので、難しいけど改めて勉強しました、ということで。
要点を簡単にまとめます。社会人なら常識なんですかね?すみません無知で。

まず、社会保険の種類ね。
・公的医療保険
公的年金
雇用保険
労災保険
介護保険

の5つがあり、上記3つは給料から引かれて自ずと負担していることになり、労災は全て会社が、介護保険は一定年齢に達した場合に負担が始まるもの。

上2つはですねぇ、会社と個人が折半して納めているわけです。
だから本当の額は差し引かれている分の2倍です。
そのため、会社を辞めれば負担額は2倍になった本来の金額を一人で納めなくてはならん。
今まで半分会社が負担してくれた分を、全て自分が背負うことになります。

それにしても、なんで会社が半分も納めてくれるのか、謎。
雇用保険は折半ではありません)

ちなみに社会保険の保険料は、個人で異なります。

毎年4月~6月の給料等の平均額を元に決まっているらしく。ですので少しでも抑えようとすると、4月から6月には残業しないという方針を打ち出せばいいということになる・・・

なにはともあれ7月上旬に計算し、年金事務所に届け出ることで、9月に標準報酬月額が決定。いよいよ10月から、新しいランクによる保険負担が始まるという。
つまりは10月から9月まででワンサイクル。(給料の人は、10月に支払われる9月分のお給料から来年10月分の給料まで)
その元になる基準が4月~6月の給料・・・

なのでねー
例えば私、3月に仕事を辞めるでしょ。
給料は支払われなくなるので、9月までは会社が一切負担してくれない分の保険料を払わないといけないってことですよ。。

その代わり、6月まで一切給料が入らなかったら(仕事をしなかったら)10月からの保険料は、今払っているものより少し安くなってるということかしら。

しかしそういうことなので、とてつもなく稼いでいて、ある日突然仕事がなくなった場合の支払いがキツイってことになるね。

定年退職もそうだけど。そこらへんを考えて、お金を残しておく必要がありますね。
でも、普段の倍も取られるのに無職とか、キッツいわー

他にも市民税とか、支払いは沢山。前年度計算が多いですからね。

 

医療保険とかは、その人の立場によっても種類が変わるからややこしい。
・会社員・・・健康保険
・自営/無職・・・国民健康保険
・75歳以上・・・後期高齢者医療保険

一応おおまかに3つに分かれてるけど「健康保険」は、その保険をどなたが運用してるかどうかで、さらに3つに分かれると。

協会けんぽ・・・正式名称めっちゃ長い、でも略すと馬鹿っぽい。どうにかならないかこの名前。な協会けんぽ
中小企業がこれですね。ホンマ、頭わるそーに見える。中小だからってバカにしてるでしょ絶対。

健康保険組合・・・大手企業に勤められる選ばれた皆さま向け。会社ごとにオリジナルの保険を作ってるそうですよ?
ますます選ばれし者たち感が強いな、なんだそりゃ。

共済組合・・・公務員の方々ですね。

ちなみに仕事を辞めた後は、上記の3つには入れないので「国民健康保険」になるのだそうだけど、手続きによって協会けんぽに継続して入れるらしい、というお知らせをもらった。

これはもう、どっちのが得なのかってのが判断基準になるみたいね。
自分で判断しろと!

 

あと大事なのは年金。
厚生年金・・・サラリーマン、公務員
国民年金・・・20~60歳までが払うやつ

で、これは知らなかったことだけど、厚生年金払ってる人たちって、自動的に国民年金も払ってるらしいですね。

「2階建て」とか訳分からん例えで言われてるらしいけど、どうやらこのことらしく。
いや、普通に言ってくれた方が分かりやすいんですけど。

たまに、こういう「分かりやすいでしょ」という上からの言い方で、余計に混乱を生むようなことをなさる。

まあ、とにかく厚生年金で納める分の中に、国民年金も入ってるそうです。多めに払ってるわけね。

だからつまり、辞めたら国民年金のみの支払いになるため安くはなるが、もらえる分も少なくなるってことですね。
年金には障害年金なんかも含まれてるので、当然納めてなければいざとなった際にもらえない、と。

はあ、たったこれだけなのに、ごちゃごちゃとしてややこしい。

雇用保険も、天引きされて納めてます。

基本手当は離職した際に一定期間の間だけもらえるお金。
長く納めてても、もらえる期間がちょっと伸びる程度らしいです。

今回もだけど、1度目の退職でも一応書類を出してもらったんですよ。
でも結局、申請に行かなかったという過去があって。
まずハローワークへ行くことがハードル高かった。

あと、もらうには今頑張ってこれだけの努力をしてますっていう実績の定期的なアピールが必要だって。

ちゃんと支払ってたため一銭ももらわなかったのは勿体なかったことだし、もしもらうためにさっさとハロワに通ってれば、無駄な時間を過ごさずにすんだかもしれんけど。
いやあ、一人閉じこもってしまったらホント駄目ね。

まとめると。

・会社を辞めると、健康保険と厚生年金の被保険者の資格を失う
・健康保険は任意で継続加入の選択もできるけど、年金は国民年金に切り替えなければならない(自力で)
・失業保険も、自分で動かないともらえない

できれば定年まで同じ会社で居続けるのが楽なんでしょうねー、全部まかせっきりにできるから。

正直、何もかもがややこしい。
面倒な手続きや支払いは全部会社がやってあげるね、その代わり身を粉にして働いて貢献してね!っていうことでしょう。

しかし、会社側の負担も相当だよね。

こういった社会保険に加えて、従業員の通勤手当。他にも諸々の手当。
そうまでして、その人を雇いたいの?って思わず言いたくなる・・・
(もちろん、全て払うからうちに来てくれ!って言いたくなる人材もいるでしょうけど)

従業員を雇うのって、結構なリスクよねって思ったわ。
そりゃ、多くの凡人に仕事を分け与えるのではなく、優秀な人にだけ来てほしくもなるの、分かりまさぁ。