時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

夢中になること、あったっけ?(ソース あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。)

この本は、実は5年ほど前に一度もしくは二度ほど読んだもの。
それを読んで私も自分のことを振り返り、この本に出てくる「車輪」を作ったものだ。

しかし結局、その車輪を作ることに満足し、それから特に何かをした記憶はない。
というよりは今の自分に出来ていることのみを書き、それをやっているからOKなどと勝手に自分でOKを出してしまっていたから、結局人生は何も変わりはしなかった。

大事なのは、「これから自分がやりたいこと」なのだ。
それをね、私はビビッてしまって、今出来ていることだけをフォーカスして仕上げてしまった。

この本でも書いてある通り、本当はやってみたいことって誰にでもいくつかはあるはずなんだ。

でも、いきなり今の生活を全て捨てて、やりたいことに果敢に挑戦する、のではなく(それは無謀)。
そのやりたいことをいくつかの段階に細分化し、これなら今すぐにでも始められるといったレベルにまで落とし込み、その1レベルから始めてみるのだ。

例えば、ピアノを弾きたいのなら、まずはピアノのパンフレットを集めてみる、まずは近くに教えてくれる教室がないか検索してみる、など。
これは簡単な例だけど、本書では飛行機を運転したいとか、ニュースキャスターになりたいとか、そんな感じだった。

このソースのワークで主張していることには、自分が「やりたいっ」と思えること、本書では「ワクワク」と表現されていた(英語だとExcitingなんだろうか?それをワクワクと表現するとは、日本語ってなんかすごい)が、これはね、優先順位をつけるもんじゃないんですって。

やってみたいリストを作ったならば、そのどれもを「全部やりなさいっ!」てこと。

時間ができたら~、お金が溜まったら~、退職したら~、などと言い訳作ってたら人生あっという間だし、そんなことをするんじゃなくて、今できることを今やんなさいよっ!てことなんですよ。

そして優先順位を付けちゃいかんのは、自分の欲は全て叶えてやることが大事だからだそうです。
1つでもやらないことがあると、その人の輝きが半減してしまう。

もちろん、全てを大変な思いをして完璧にやり遂げるのでなくて、あくまで思い。かける情熱のことを指します。
どれもを同じ情熱でもって対処してやることが大事だと、著者マイクは言っておられました。

まあ、いろいろうまくいった例をたくさん挙げてくれているけど、結局は、自分が自分らしく輝いている時が、その人にとっても幸せだし、周りからも輝いているように見えるってこと。

そういう人に自然と人は集まるし、人が集まるからこそ、ますます人生充実してくるって寸法ですね。
他者なしでの幸せは、現時点の人間ではありえないですからね。

この本を改めて読んで、実は結構大事な部分を記憶できてなくて。
前にも書いてるけど、「車輪」を作ることに必死になって、肝心の実行することがうまく機能してなかったし、なにより、まだ20代の半ばだったので、自分を知ってなかったのですな。

当時は仕事をしてなかった時期なので時間はそれなりにあったけど、その「ワクワク」することを、自分のできる範囲から出ない程度に押さえつけていた、まあコントロールしてたわけで。

本来だったら、どれも人を巻き込んでいくスタイルになっていくのだけど、全て自己完結できるところしかやらなかったという。

おかしいでしょ、これを発明したマイクは、自らの失業生活の中でやりたいことにひたすら打ち込んでいって、結果幸せになったから、このワークプログラムを作ったというのに。

私だって状況は同じなのに、まあできなかったんですから。
これは結局は、自分を制限している部分に原因があったんだけど。
「できれば一人でできる範囲で」というね。

そもそも、人と離れて生きたいと思ってた時点で、自分らしくなかったとは思う。でも大抵の失業者かつ引きこもりなんて、そんなもんでしょ。

じゃあ、今だったらどうだろうと思うけど。

そうねー、ちょっとはできることも増えたかな。
ちょっと生きることに前向きになったし。人の中で生きることにも慣れて自信もつきました。
ああ、こういう自分もいいよねって、ちょっと肯定的にもなれたし。
(結局、自己肯定が不十分だと実行は少々難しい気はする)

自分の今の生活に限界、不満、不安を覚え始めたら、まずはこういうのからやってみてはどうでしょう。

このワークを通して大事なことは、自分の世界を広げることです。
ちょっとずつでもいいから、行動して広げていくべきです。って言葉で言うのは簡単だけどね。

この前もね、50代の方で「ピアノを習いたい」という方がいたけど、「やってみては?」と言ったら、「指が短いから・・・」と言ってその短い指まで披露するほどの消極的。

でも世の中には、指が足りない人でもピアノやってんすよ・・・
目が見えないけどプロの方だっているんすよ・・・

でもねー、そうは分かってても、なかなか二の足踏んじゃうこともあるよね。

やっぱり怖いもんよね、何かを始めるのは変化を呼ぶことだから。

自分の内なる声が、それを「さすまい」とめっちゃいろんな言い訳を並べたてるのだ!
結果、一人だとどうしても何もできずに終わったりする。

だから本当は、こういうワークは本よりも、実際に参加して習うのがよかったりするけど。(あ、でもプログラムキットもあるってさ)

うん、だから結局、成功のカギは「人」なんです。
でも自信がないと人から離れてしまうし、魅力がないと人も寄ってこない。
けど、好きなことでなら自分だって輝ける。だから、そこだけは自信もってやろうってことですね。

『ソース あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。』

マイク・マクマナス