時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

別れが来るのが寂しい

今働いている職場で、わりと仲良くさせてもらっている方に、さりげなく「3月で終わりです」的なことを伝えたら、とてもショックを受けていたことが、実はちょっと嬉しかった。

いや、本心はさみしい。

私だって、そりゃ契約的に長くはいられないけど、もう少し一緒に仕事をしてみたかった。まあ、仕事というよりは作業になるんだけど。部署が違うので。

そう、あれは去年の秋頃に同じ作業を一緒に行った際に、なんか打ち解けたというか、なんか距離が縮まったのだ。
私の親世代なんだけど。

私もこの告白には勇気がいったのだ。

1月には決定事項だったけど、いつかは言わないとなとずっと思ってたから。

あー、でもタイミングが難しいし、あー、厳しかったなぁ。

でもちょっとした話の流れから、今ここだと思って、勇気を絞ったのが今日の午後。
そういう意味では、私の方は少しスッキリとしている。

その方の前任の前任に当たる方がいらした時も、まあまあ仲良くご飯とかご一緒してたのに、結局最終日まで何も言われなかったのが、実はちょっとショックだったこともあって、絶対に前もって言わないとと決意を固めて2か月。

どうにか言葉にできた。

向こうさんは、ちょっと今日1日気分が上がらないと言っていたが。悪いことをした気分だ。ああ、ガッカリさせちゃったな。。

 

でも嬉しかったのは、やっぱりその。

こういう働き方(非正規)をしてたら、いつ去って行ってもおかしくないというか。

何分主婦が多いので、介護だったり家の都合で、結構早くいなくなる人が多く。

でもみんな、わりとあっさりサヨナラしてたので、そんなもんなのかぁ。

悲しい、寂しいと思ってるのは私だけだったのか・・・なんて、さらに寂しい思いをしてしんみりしてたけど。

私がいなくなることに、ちょっとでもさみしさを感じてくれている人がいることが、ちょっと嬉しかったというか。

だって私も寂しいわ。

もうここに通えなくなることも、会えなくなることも。

仕事での付き合いなんて、所詮仕事ありきなもんでしょ。

だから退職した途端、会う人がさっぱりいなくなったなんて話、よく聞くし。

私は大変感傷的だから、みんな笑顔でサヨナラしていくのが、とても信じられない。
もうこっちは、見送るだけでも、涙こらえるのに必死なのに。
(頭の中で素数を数えなければ)

送るのも、送られるのも嫌だ。私は、いつか来る別れが怖い。

 

まあ、そういう状況なのと罪悪感とで、その人とは連絡先を一応交換しておいた。

カラオケが好きで、よく一人で朝から通っているらしいので
(仕事上、その人は土曜出勤なので、平日が休み。
「平日休みはどうですか?」と聞いた時、嬉しいと言ってたので「あー、主婦は平日休みの方が何かと便利かもな」なんて関心してたけど、実は単に、平日カラオケに行ってたらしい)
カラオケ友達として一緒に行こうということにした。実は友達を作りたいという目標というか欲があったから、実は結構頑張って提案してみた。もしそれが実現できれば、大変嬉しいことなのだが。やはり定期的に会えなくなるのは、寂しいな。。

この、人とのつながりが薄れていく時代、ある程度、気持ちを鉄にしなければいけないのかしら。。

いやいや無理だって。そんな人になりたくないわ。

正直、人と付き合うことは面倒だし手間だと思うことは多いよ。一人も苦じゃない。

でもやはりね、つながりを求めるものよ。私、昔からそうだったことを、つい最近思い出したばかりだから。

やっぱり一人感傷的になるのを避けられない。