時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

一人で生活できるって大事

私に必要なのは、休日を楽しむことではないか。

唐突にそう思ったので親が朝から不在だった本日、お昼にフレンチトーストを作ることにした。

まず1軒目のパン屋でフランスパンが不在だったため、2軒目のパン屋にまで走った。

本当は、フレンチではなくスパニッシュ版を作りたかったけど、色々材料がなかったため、普通のフレンチ版になった。無念。

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私だけの分です。

それでも、やはり買いたてのフランスパンは調理してもしなくても美味しい。

フランスパンだけで普通に生活できる。大学生の時は、まさにフランスパンをかじってたわ。

 

こんな風に、普段料理をしない人間が、たまにこうやって自分のために材料を買いに行き、そして時間をかけて作る。こうした行為は、なんとも休日らしくていいね。生きている実感がある。

前に叔母から「たまにはご飯を作ってみたら?」とか言われたけど、家族のためにご飯を作るなんてまっぴらだ。死んでもするものか。でも、自分のために作るのはいいね。

こんな私、絶対に家を出た方が心身が健康的になると思うけど、これがなかなか。。

今のお給料では、家賃を払ってしまえば、まとまった貯金ができなくなるのだ。

一応、今年度で今の仕事を辞めるから、もう少したくさんもらえる職に就けばどうにかできるものの、そうなると贅沢ができなくなる。友達に会いに行くのも厳しいし、やりたい・欲しいという気持ちにブレーキをかけてしまいそうになる。お金のゆとりは心のゆとりとも言う。

でも、本来一人だけの空間は好きなので、本当はしたいけどね。

 

前に同じく実家暮らしの友人と話をしたが、その子はお給料はいいのよ。大きいところにお勤めだから。

でも、なんとも箱入り娘な末っ子でご両親とも仲が良く、さらにはお母さんが娘を離さないタイプなので、その子といろいろとっかえたいと心底思っている。

ここで、私からの提案。

家賃、どうにかなりませんかねぇ?

成人した男女は、よほどの理由がない限り、実家を出て暮らすことっていう法律、作れませんかね?

もちろん、最低限の家賃は国が持つ。いい家に住みたければ、稼いで家賃にプラスすることで、他人とも差を付けられるようにする。いい稼ぎの人間が得られる優越感はもちろんそのままで。

こんな法律になれば、引きこもり問題にも、いいスパイス投げられそうじゃない?

引きこもりの問題は、外で何かあった時、家という守られた巣に逃げ帰ってその居心地の良さから離れたくないという心理から、どんどん時間ばかりを食っていくのよ。時間が経てば経つほど、社会から孤立していくから自信も喪失していくわ。

ご飯も同居する家族が用意してくれるのだし。

もしそうした援助が一切なければ、とりあえず外に何かを求めて買いに行くし、自分一人が生きていくためにはお金が必要だということも実感できるでしょう。

とにかくね、引きこもって家から出なければ、単なる買い物すら臆病になってしまうのよ(←経験談)。

買い物すらビクビクするような状況で、仕事なんて探せるわけがないでしょう!

生きていくのに最低限必要な食事、買い物、運動ができれば、人間少しは前向きになるものです。

もし、本当にこの引きこもり問題をいい方向に持っていきたければ、これくらいの抜本的改造は必要だと思うんですが。

これは、少子化問題にも光が射せるかもしれないよ。

実家に居続けるから、いつまでも自分は子どもという印象が抜けなくて、そんな人が自立したパートナー関係なんて築けるものですか。当然、子どもが親になれるわけもないでしょうが。

今の日本の社会において、とっとと自立を促すこと。

それは、健全な親子関係をもたらすにも有効。これ以上、不幸な子どもを増やさないためにも、まずは大人が精神的にも自立した大人になって、そんな大人が社会を支えるようにすることです。

結婚・自立相談とか支援とか、そういうのもいいけれど、今の内から根本的なところを変えないと、日本は終わりだ。