時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

事務職は向かない

さてさて、何から始めたらよいものか。

これまでの続く電話の話にて、その時Aさんという方と話したのは、今後の仕事、生き方を含めた悩みについて。

まず、結論から言おう。

事務職、向いてないってさ!

そして、そもそも雇われるのが向いていないんだと!

今、事務を主にやっていて・・・と話すと「それは絶対に向いていない!!それだけはやめた方がいい!」という衝撃の一言。

 

それは、生年月日から分かる四柱推命から導き出されたものだと思うけど。

その過程というか、どんな結果からどういう答えが導き出されたのかは分からないが、
結論から言うと、そういう答えになると伝えられた。

まあ、頑固で完璧主義者で、我慢を繰り返しているとクソ真面目なつまらない人間になるのだそうで。

だから、今のような事務職を続けていると、つまらない度は加速してゆき、そんな自分にますます不満を募らせ、それを無意識にばらまいてしまい、周りの人を次々と不機嫌にさせて輪を乱すという事務職にあってはならない個性を持っているそうだ。

確かになー、強制や同調を強いられることが何より嫌いで屈辱的で。その不機嫌さで周りの空気を悪くすることも、実はある・・・

結果チームワークを乱すのならば、もう害悪としか言いようがない。しかもそれ、自覚があっただけに、なんとも。

・・・もう、やめようかな。


自分では、事務職って誰よりも向いてると思ってたんだけどなぁ。

細かい作業、単純作業、人からの指示、細やかな気配り。そんな類のことは平気だと思ってたし。

でもよくよく考えたら、事務職っていっても案外広かったりするのだ。

PC操作は当然のこと、問い合わせに対して迅速に正確に対応しないといけないし、そういう意味では、柔軟に臨機応変な仕事が求められる。

丁寧な言葉、頭の回転、手先の器用さも最低限は必要だ。電話応対なんて、耳だけで聞いて言葉オンリーで説明しなきゃならないため大変だ。

ある意味、オールマイティーを求められるのかしら。

一人で1つの仕事を最後までやり通すのでなく、共同作業があったり、相手からの回答を待ってからでないと動けないことも多々ある。スケジュール管理の徹底、しかも突然の問い合わせや唐突なトラブルなど、予定が狂うこともしばしばなので完璧主義者には辛い作業になる。

よほどの協調性と柔軟性、器用性、コミュニケーション力を持った人でないと、実は務まらない高度な仕事なのではとすら思えてくる。

個人プレーができるような仕事ではないのだ。

今日も、どこまでがどこの部署の仕事なのかはっきりしないところがあって、ちょっと揉めたのだ。もうちょっとで、「それはあなたの仕事ではないんですか?じゃあ、何があなたの仕事なんですか!」と言いたくなったわ。

 

ちなみに、この秋で退職される同僚も、事務職には向いていないと個人的には思っている。その人は、親切すぎて。ものすごく必要以上に丁寧に説明するし、時間をかけてやり遂げようとするから。
(・・・私は、説明が下手だから、それはそれで時間がかかる悩みが)

もっと別の職種の方が絶対に持ち味を生かせるかと。

本人もそれは分かってるらしく、それでもまだキャリアウーマンに憧れているのだそうだ。

転職に次ぐ転職経験者で、基本はサービス・販売業に従事されてきた方。

個人的には、その人当たりの良さや説明の丁寧さ、顔の雰囲気から、医療関係の仕事に向いていると思っている。せめて医療系の事務とかさ。
あの丁寧さは、同僚や上司といった内部の人間に向けてというより、患者さんや外部のお客さんに向けた方が絶対にいい。

そっちの方が世の中幸せだ。

そうやってみると、職業というのは確実に「適性」があるというのが分かる。
今にして思えばね。でもそんなの、働いたことのない学生が分かる訳ないって。

そういう意味で、やっぱり働いて3年くらいで、自分の適性と職業について今一度見直した方がいい。

それは我慢ができることなのか、慣れれば適応していけるものなのか。

(問題は、たとえ向いてないと分かっても、今の立場を捨てる勇気が出ないほど安定した転職環境が日本に無いことである。だから新卒3年までがチャンス、早ければ早いほどグッド)

 

10年前の学生時代、女子ならみんな事務職を希望するだろうって、そう思ったからあえて事務職の求人には応募しなかった。

代わりに営業だとか、そういうのを応募してみても、そんなことができるような積極性も持ち合わせてないし、コミュニケーションをとることは大の苦手。目標や成績、ノルマに縛られるなんて、まっぴらだ。

今にして思えば、どっちも向いてなかったのか。

だけど、当時の職業観なんて、会社に勤めて事務か営業しか思いつかなくて。というか、それ以外の仕事が頭になかった。

仕事なんて、商売や製造、接客、果てはインストラクターや占い師などいくらでもあるのに、会社に就職って考えた時、そんな職業なんて自分の中から消えていた。

なんというか、視野が狭かった。

事務の仕事の一部は大変に得意であるが、一部はとても苦手でやりたくない。

そんな我儘、許されるわけがないから、やっぱり事務職から足を洗った方がいいのかもって本気で思うこの頃。大企業ならともかく、中小だと事務の範囲が広すぎる。もはや何でも屋だ。

かといって大企業ならそこに、それぞれの役割・区分が入ってくるから、一層「協調性」「連携」というものが必要になり、なおのこと、自分だけのペースで仕事はできなくなる。小規模だと、そこらへんの采配が自由にきく所もあるかもしれないけど、それはそれで重労働だな。

基本、マイペースな完璧主義者は、事務職に適性がないってことだ。

事務職にもよるよ?○○士と付く専門事務職は、少なくとも一般事務よりは向くかもしれないし。

 

今の仕事を、今年度で辞めるつもりでいるから、そろそろ今後のことを考えて動いていかないと、と思っても、なかなか前向きになれずつい後回しにしてしまうのは、やっぱり私に情熱が足りてなくて。

その足りない原因は、実はやりたくないことをやろうとしているから、やる気を出そうにも出ない、というのが正しいのかもしれない。別にやる気なんてなくても、義務感で動ける人ならそれでもいいと思うけど。

いろいろ悩む年頃なのですな。

悩んで、じゃあ何でもいいから好きなこと、やりたいことをやってみよう!と気軽になれないのも、厄介な性格なのである。

 

さて、これとどう向き合っていけばいいのか。