時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

電話妨害事件~前編~

前回の続き。それはこちら ↓

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最善のやり方をシュミレートし、悩みに悩んで、その日はなかなか寝付かれず。寝たいのに眠れない。

そんな日の翌日、朝起きた瞬間から、どうも片方の耳の調子がおかしい。

右だか左だかが、なんかイヤホンか何かでふさがれたような、閉塞感がある。
気圧変化に耐えられなくて、耳が詰まった感じになる、あんなやつ。飛行機とか。
片方はいつも通り、よく通るのだけれど。その症状に大変気になったものの、そのまま仕事へと向かった。

 

しかし、お茶を飲んでも昼食を食べても、その右側の不快な感覚は消えなかった。

いわゆる耳鳴りと言えば、な音は一切しなかったけど、こんなにも違和感があるのは初めてのことだ。

夕方になって、ようやくマシになったと思ったら、帰宅後、家のドアを開けて玄関に入った瞬間にキーンと涼やかな耳鳴りが聞こえてきた。

それからしばらく、ひとつの耳鳴りが聞こえ、遠ざかったと思いきやすぐにまた別の波が押し寄せてくる。本当にかすかな音だが、それが途切れないのは困ったものだ。

その日は一日中動いていたせいか疲れてもいたため、とりあえず夕寝をすることにした。

10分ほど意識が飛んでいて、目を覚ましても音は鳴りやまず。

再び目を閉じた際に、耳鳴りの音に意識を集中させていることに気が付いた。

なんというか、聞こえるかなと期待している自分がいて、無意識で右耳に意識を集中させているのだ。

もはや、それが今現在鳴っている耳の音なのか、こういう音が聞こえるはずだと期待している妄想の音なのか、判別がつかない。聞き慣れ過ぎてしまったからね。

それに気付いた私は、あえてそこに意識を向けない方がいいだろうと思い、そのままもう一度意識を手放した。30分後に起きた際には、もう音は聞こえなかった。

一体、なんだったというのか。

 

その後も、ちょっとだけ左と違うな、と思いつつも、よく分からなくなり、翌日になったらまるで症状は消え去っていた。

しかし前日に職場の人が、「耳の不調はマジで怖い、時間が経てば治らなくなる」と脅すもんだから、念のため朝一番で病院に行ってみた。

特に何もなく。聴力も鼓膜にも問題なし。

・・・一体、なんだったというのか。

まあ、昨日の段階で、これは電話に対するストレスだろうと踏んでたから、同僚に付き合ってもらってそれが解消されたからこそ、症状も消えたということなのだろう。

耳の不調といえば、ストレスが大概なのだ。

しかし、問題はこれだけでは終わらなかった。

 

~つづく~

 

ちなみに、朝一番で寄った耳鼻科は、他にも歯科とかいろんなクリニックが一か所に集められている所にある一角の一つなんだけど。

そこに、朝一番にも関わらず、すでに行列ができていたの。

どこに並んでいるかは分からなかったけど、そこにあるのは、もう婦人科しかなかったのよね。だから多分、婦人科だろうと思うんだけど。並んでいるのも、中年女性ばかり、中には母親と来られた学生さんもいたけど。

しかし、私が受診を終えて、いざ仕事へ向かうかとそっちを見たら、なんか爺さんも並んでたのよね。

あれ、婦人科じゃなかったのかしら・・?