時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

電話妨害事件~前置き~

実は長電話というものを、したことがない。

気付けば周りはチャット世代を経て、メール全盛期に突入した。

そのため、携帯電話を個人的に持つようになっても、通話というものをほとんどせずに育った。連絡手段はメールからLINEへと移り、もうメールは同年代の方からは読んでももらえない。チェックしてないんだと。

 

そして、実はつい先日、LINE通話なるものを提案され私は盛大に戸惑った。

利用したことがない。

無料で通話ができるのは知っているが、どうやってかけるのか、かかってきたらどうすればいいのか。まるで知らない。

調べてみると、個人のトーク画面や、友達画面で個人を選び、通話マークを押すことで電話がかかる。いや、そのボタンを押した途端、間髪いれずにかかってしまうらしい。(前から思ってたけど、このアプリケーションってワンクッションというか、なんか配慮が足りないよね)

そして、イヤホンをすれば、耳元にわざわざ当ててなくても、相手の声が聞こえるという。マイクは、携帯電話内臓のマイクを使えばいい。(使ってなくて大元をすっかり忘れていたが、このスマホと呼ばれている機械のメインの仕事は電話であった)

 

しかし、さすがに使ったことのない機能をいきなり使うのは恐ろしいため、同僚に練習に付き合ってもらった。

友達登録をし(それすらやり方が分からなかった)、向こうがかけてきた電話に緑色のマークをタップして、いざ通話が!と思った瞬間「音声を録音することに許可を~」的なメッセージが表示された。

戸惑い、許可しない方を選んだら、着信音が切れて不在扱いにされてしまった。
後に調べたら、それを許可しないと、通話はできないそうで。許可を押したら、なんとか電話にでることができた。

まったく、怖い怖い。

 

しかも、この通話を行う日ってのが、雨の日で。

さらに親が病院に行く日という、平時とは異なるスケジュールの日だと、約束した後に気付いてしまい。
タイミングがどうしてこうも悪いのかと、自分を責めてしまった。
電話をしない理由の一つに、家族と同居してるってのも大きい。
電話しているのを知られるのが嫌っていう。マンションなので、声が聞こえるわけよ、ドアを閉めてもね。

ならばどこか、安心して電話ができる場所はないか?と思っても、外は雨だし、通信費も馬鹿にならないし。家でWi-Fiの下でっていうのが、一番安心だけど。
それが無理なら、カラオケボックスとか、どこか密室になれる場所かつWi-Fiがある所になるかなーと。気は進まないけどね。

そんな感じで、なんか色々不安かつ憂鬱になってきて、その日は考えすぎてなかなか眠れなかった。

 

すると翌日、耳がなんだか、おかしくなってしまった。

 

~続く~