高校時代からの友人は、去年、Nintendo Switchを買った。
彼女は、どうぶつの森を楽しむ独身OL。
昼間働いた後、夜はテレビの前でソファーに座りながら、そうやって一人の時間を楽しむのだそう。弟からは「馬鹿や」と呆れられたそうだ。
その弟は、一応既婚者。
そんな優雅な生活に憧れ、私が去年買ったのは、PS4(プレイステーション4)。
当然のこと、どうぶつの森は遊べない。
いや、分かってるよ。
べつに私は、どうぶつの森をやりたかったわけじゃない。
私がやりたかったのは、「Fallout」シリーズの5作目「Fallout4」です。
このシリーズが好きで好きで・・・
どっちのゲームソフトも、ある意味で町(島)を作るゲームです。
自分の家を建て、内装を飾り、住む人を増やす。もちろん着替えもできる。
ね、やってることは同じでしょ。
違うのは、あつ森で島民の主人公がオノや釣り竿片手に島を走り回るのに対して、こっちの主人公は、マシンガンやショットガン片手に、荒廃した街を走り回ることくらいかな。
あと、かわいらしい2本足の動物が島を歩き回るのに対して、こっちに出没するのは、イカれた殺人鬼だったり、ゾンビ同然の化け物だったり殺し屋だったり。
あ、でも動物もチラホラ見かけます。
狂暴化した犬だったり、巨大化したモルモットだったり、殺傷力抜群の爪をもったモンスターだったり。
おうちも作れますよ。
しかも1つじゃなくて、いくらでも作れます。というより町ごと作れます。
分かる人には分かる、ここは「テンパインズの段崖」です。
広すぎない制限さが、逆に建築しやすい隠れた名所。
水、電気、食料といったインフラも整えないと、住民の不満が募るため、ちゃんと配電もして、畑も作らないといけません。
上の建造物の電力は、風力発電で賄ってます。
プロペラが見えるでしょ。風の力で発電中です。
こうやって、とにかく拠点を作り上げて要塞化したり、お店を充実させることが1つの目的みたいになってる人も多いけど。
でも、このゲームのメインはそこではなく、オープンワールドの世界をひたすら探索するところにあるわけで。
こうしたクラフトはあくまでオマケ要素。
だから怖いのだFallout4。
むしろオマケが人によっては本編だったりする。
個人的には、強い武器を手に入れ世界の隅々まで見て回るのが最高に楽しい。
前作の3やNEW VEGASもロケーションマップを全て埋めることに時間を費やした。
一応ストーリーはあるけれど、そんなものは無視無視。
だから、マップとレベルの割にストーリーは全然進行していない。
マップはほぼほぼ埋まったけど。
でも、それでもいいのがこのゲーム。
この広い世界の中で、自分で目的を見つけてやっていけばいい。
我々も、義務教育や毎日の仕事が無いような、そんな無法地帯な世界に放り投げられたら、自分で人生の目的を見つけていくしかないのだから。
どうぶつの森は可愛すぎて物足りない人、ストーリー性が欲しい人、そもそも銃をぶっ放したい人に、おすすめします。
過去のどうぶつの森もやったことあるけど、やることが一定で飽きやすいしね。
その点、いくつものやりこみ要素があるので本当に名作です。