時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

似合うメガネ診断(メガネ美人のおしゃれルール)

『メガネ美人のおしゃれルール』(著:八尾典子)という本を借りてきて読んだ。

この本、その人の特徴を最初のページで簡易診断させ、いくつものタイプに分けた後はひたすら、それぞれのタイプに似合う眼鏡の感じを紹介するという。

結果、読むべきページはたったの2ページ。

100ページ近くある内容だが、自分に該当するのは2ページだけ。びっくりする。

 

嗜好と感性の質問にいくつか答えてゆき、そこから導かれる個々人のテイスト。

まあ、言ってみれば、洋服を買う時と同様、その人がどんな雰囲気なのかを捉える。エレガントなのか、アクティブなのか。

とはいえ、ここは洋服のテイストではなく、その人の感性的な部分でのテイスト。

さらにそこから、また細かく細分化されたテイストを見分けます。(ステップ1)

アクティブとひとえに言っても、それがスポーティなのか、カジュアルなのかでも、結構変わってくるため、より正確に区分けします。(ステップ2)

 

そんなテイストの判断はいたって簡単。

例えば、犬を飼うならチワワなのか柴犬なのか、映画を見るならロマンスなのかアクションなのか、というめっちゃ単純なやつ。まあ、お遊びということで、やってみた結果。

まずステップ1の段階で、ナチュラルという結果がでました。

この結果の決め手は、住みたい場所が都会か自然か(笑)

まあ、うん。なるほど。

で、そこからさらにステップ2の個別の質問に答えることで、導き出されたのは、ナチュラル。

結果、ナチュラルの中のナチュラル。

 

イメージ図で、そのイメージに合った女性のイラストが掲載されてるけど、それはまさに、背の高い細身の女性がやるような、ナチュラルスタイル。

ワイドパンツを履き、手首には大ぶりのアクセサリー(しかも革系)、首元にはスヌード、色もベージュ系のアースカラー

足元は、カジュアルなサンダル。なんとなくスナフキンがするような恰好だ。

他のテイストイメージでは、エレガントなワンピースだったりスーツだったり、派手な柄物だったり。

ちなみにこのタイプの特徴は、争わず、穏やかな安定した情緒を持った知的探求心の強いリアリストである。安定した情緒ではないけれど、まあ、おおむね間違ったことは書かれていない。

バッチリだったのは、一人で室内に籠り、何かに専念することが得意という点。そのとおり全くもって、その通り。

手作業やゲームが好き。いえ、 好きというよりは得意。別に好きではないけれど、できてしまう。

 

で、そんなナチュラルの中のナチュラルな私に似合う眼鏡は、ウッドなどの天然素材、さらに茶色やベージュ、カーキなどのカラーで、楕円形のソフトな感じのフレーム。

とにかくイメージがベージュ系らしいが、実はそんなに好きじゃないんだよベージュ。ベージュって、言ってみればジャガイモカラーだよ。

昔、グレーのパーカーに、茶色寄りのベージュのスカートを履いて出かけたことがあって、たまたま店の全身鏡に映った自分を見て、芋かと勘違いした。20歳の頃。

20歳でこれだよ。

顔も髪も、中身すらもぱっとしない人間が、ベージュやグレーを組み合わせて着たら、
ただの芋になると、その時悟ったわ。それ以来、その手の組み合わせだけは同居させない主義。

確かに、イメージはベージュやグレーといったナチュラルな感じがいいのかもしれない。雰囲気的にね。でも、そういう人は、大抵なんとなく、全体的に地味なのだ。

地味が地味を着たら、ジャガイモに土を付けるようなものにしかならないんですけど。

ああいうのが似合うのは、生まれつき華がある人間だけなのです。服が地味だからこそ、己の持つ替えの効かない華がより一層引き立つのだ。装いも料理も、重要なのはバランス、匙加減なのです。

だから、こういった本は、単なる遊び程度にとどめた方がよろし。

しかし、ここに紹介されている眼鏡はどれも、デザインが斬新でお洒落で素敵。眼鏡の世界が、めちゃくちゃ広がると思う。

 

『メガネ美人のおしゃれルール』 八尾典子