時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

バッグかぶり事件

職場内でのちょっとした移動は、ミーティングバッグが便利。

いろんな素材のものがあるが、その中でもサクラクレパスの「ノータム・オフィス・トートバッグJ」は、普段は畳んでおけるし、地面に置いたら自立する、雨にも強い素材とあって、わりとおすすめだ。そして安い。なのに丈夫!

そんなこのトートバッグを仕事場のとある人に話し、「これはいいですよ」とさりげなくおすすめしたら、なんと後日購入したとのこと。

カラーは違うが、形は同じバッグ。

しかし、その色を見て、私は思った。

このカラー、あの人がもってるやつと同じ!

 

あの人というのは、ちょっと面倒な、いや、かなり厄介な職場の方である。仮にOさんとしよう。

新しくバッグを買った方(仮にSさんとする)も実は、そのバッグを持ち歩いている時に、たまたまOさんと遭遇し、同じバッグを持っていることに互いに気付いたらしい。

「おそろいだね!」と話しかけてきたらしいOさん。

実は疑惑があった。

Sさんが職場に来られる時、エレベーターの近くでよく遭遇することから始まり、他にもちょくちょく、いろんなところで偶然にも一緒になる率が高いそうな。

その時点で少し気味が悪いと思っているSさん。

今回のバッグかぶりで、かなり警戒心を持ってしまったようだ。

 

「あの人が、私の真似をしたんだわ」とSさんは言っているが、私は実は知っている。

あのバッグを、Oさんはかなり前から愛用していることを!

なんなら、私はそのOさんのバッグを見て、いいなーと思い、それを使うようになったのだ。

Sさんの中では、

「私→Sさん→Oさん」だと思い込んでいるが、実は、

「Oさん→私→Sさん」なのである。

私は、その事実を言えなかったよ。。

 

結局、Oさんと揃いのバッグを、Sさんは封印したらしい。

なんでも、その後諸々のことでOさんといざこざがあったらしく。

そもそもOさんは、他の人からの評判も悪く、「あの人はおかしい、サイコパス、いえ、ソシオパスなのでは?」と囁かれているそうな。

特徴を調べてみると、まあ、なんとも、分からなくもない。

  ソシオパス・・・反社会的な行動や気質を持った人たち

 

「あの人とは、もう関わりたくない・・・」と、こぼしていたSさん。

私に言わせれば、そのSさんだって、十分に変わり者である。

変わり者が恐れるほどの変わり者、これこそが、本物の変わり者だということだ。

つまり、Oさんだということだ。