なんか、少し前向きな感じに見えると言われた。
春先は、ものすごく暗かったのに、と。
その通り。
春先は思いっきり沈んでいたね、気持ちが。
それに比べて、今は少し前向きな気持ちが伝わって来たと、面談してくれた人からの一言。
この変化。
自分でも分かる。
話すとき、声がいつもより大きかった。少し砕けた口調だった。
以前なら、当たり前のように泣いていた。
今はもう開き直っている。
心当たりがあるとすれば、誕生日を超えたこと。
あと、オンライン上でだけど、人と話をしたこと。
真っ暗な霧の中、どこをどう向かっていいか分からなかった自分が、少しだけ方向性を見いだせたこと。
今の仕事の契約を、次回は更新しないことを告げたこと。
今までモヤモヤとしたものが、7月の今、一気にまとまってきた印象だ。
この7月を乗り切るか、混沌に飲まれてしまうかで、人生大きく変わってくる。
それこそ生まれは7月で、前職を辞めたのが7月だから。
私にとって7月は、何かが生まれやすく、その時の行動で大きく変わるような気がする季節なのだ。
うん。やはり、誰かと話すことで、自分がここにいるのを知ってくれる、存在を認知してくれる、のだと思う。
一人孤独に生きていても、それでもいいけど、やはり不安定さは否めない。
仕事上の相手だと、仕事を関してつながっているから、それは自分ではない。最悪、自分でなくてもいい。
やはり、もっと個人的な関係や、理解しようとしてくれる関係、他人でもいいから、耳を傾けてくれる関係って大事だと思った。
他者を感じられる人の方が強い。
死んでいくのは一人だけど、死後が一人なら、今くらいは誰かに。
そんな事情は話さなかったから、その人には「気分に波があるだね」と言われた。
・・・波がある。
ナ・ミ・ガ・ア・ル。
そういや確かに、卒業してすぐ出向いた職場にて、定期的に今は気分が落ちている「鬱期」が来ることを理解していた。
それはだいたい1ヶ月くらい続いた。
そして、またしばらくするとやってきて、「あー、鬱期だ・・・」なんて思っていた。
今は、そういうことをあまり自覚しなくなった。
あるいは、定期的に人と会う約束のために大阪まで行っていたから、そこで息抜きが出来ていた部分はある。
その大阪にも、もう1年は行けてないからな。
気分のメンテナンスが、ちょっと滞っていたのかもしれない。
いや、これが「コロナ鬱」というやつなのか?
いやいや、でも人生において、そういう不安に襲われたり、迷子になる時期くらいあるよ。
そういう時期があるからこそ、そこを抜けたら、また一枚剥けた自分がいる。成長とはそういうものだ、と自分に言い聞かせてみる。
梅雨の長雨が明けたら、恐ろしい夏が開幕するように。季節は廻ります。