時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

はじめての、カウンセリング

本日、生誕して初めて、カウンセリングなるものを受けてきた。

いや、セッション的なもの、面談チックなものはあったけど、資格をもったプロとのやりとりは今回が初だ。

1時間にも満たない時間ではあったけれど、面白い時間を過ごせた。

 

まあ、今回のカウンセリングは、上司が勧めたから行ったわけで。

1週間前、「やりたくないけど、どうしよう」的なことを相談した際、それがもっと上の人間にまで話がいってしまい、そこでちょっと面談して。

その時に、カウンセリングを勧められたわけだ。

そこで、どうしてやりたくないのか、やる気が出ないのか、うまく言葉にできなかったためだ。

もちろん、色々理由は個々にあるし、いろんな思いを抱いていて、それがストレスになっていったのは間違いのない事実。

しかし、それを言葉にするのが難しいし、何より、最初の告白の段階で、もっと気楽なつもりで話そうと思ったのに、思いのほか真剣なムードで、私も半分泣いてしまっていたから、向こうとしては、よほど深刻な事態だと思われた模様。

私もその心情がうまく説明できず、まあ、仕事内容だとか人間関係だとか、そういう理由だと思っていたら、なんか違うみたいだから、とりあえず受けてみたら?と勧められたのだ。

ありがたい話である。別に社員でも、なんでもないのにね。

 

そんな経由で受けてみたカウンセリング。

先生は40代ほどの女性の方で、とても可愛らしい、愛嬌のある感じだった。なんか全てがチャーミング。

本日1回目は、全体像、その話に登場する人物や仕事の内容を話すのに精一杯で、あまり核心には迫れなかったけど。

自分のことと、やりたくないこと、分けて考えてみることが大事だと言っていた。

自分がダメなんだと責めるでなく、何が変わったのか、何が起きたのか、事実と自分を一緒にしてはいけないよと。そんなニュアンスだったと思う。

簡単に言えば、私がやる気が出なくなったその前後、環境だとか出来事だとか、何か変わったことがあったかどうか。

自分ではなく、その自分を取り巻く状況について、話してほしいと言ってくれた。

 

で、まあ大まかにいうと、今のヘルプ先の職場環境の変化が、思いのほかストレスを生んでいるね、ということだった。

大事なのは、そういったことを周りの人に伝えることで、私の場合、特に内に秘めてしまいがちなので、そういったストレスの原因を、まずは簡単にでも打ち明けてみるのはどう?という方向に話が進んだ。

内に秘めた思い、気持ちを伝えるのが難しいし苦手。ストレスの原因も、はっきりしない。よく分からない。

 

だから大事なのは、今の段階でどのように伝えるのか。いろんな事情はあると思うけど、とりあえず書類に書く文章のような、形式的な形で報告する体、そんな感じで淡々と行ってみるのは?と。

カウンセリングを受けることを上司は知ってるから、その行ってきた報告という形で、
まずは「職場環境の変化がストレスだった」それだけ伝えてみることはできそう?と。

 

うん、それならできそう。

で、言ってみた。確かに、一気に胸の内や気持ちを話すのは感情がこみ上げてきて難しいけど、それだけの報告としてなら、仕事の報告の一環みたいで、あまり感情的にならずに話せた。

もちろん、これはあくまで、第一歩目だ。そのストレスとどう向き合うか、というのは、まだ先の話。

 

思えば、私は随分焦りすぎたのかもしれない。

普通のカウンセリングだって、まずはこういったことから始まる。

しかし、過去に個人的に受けてみたセッションや面談は、場所も遠いし、お金も機会も限られるから、つい多くのことを一度に話そうとして、パニックになったり、感情が高ぶって話せなくなったりした。

まあ、その当時は引きこもっていた最中だったから、できるだけ早くよくなりたい、なんとかしたい、時間がないと焦ってもいたし。

しかし、そんな思いとは裏腹に、なかなか思うように話せないし進んでいかない。

そのたびに、話すのが苦手だ、伝えられない、全然変わらない、自分には無理だ、そんな風に思い詰めてたけど、もっとゆっくりでよかった。

 

もっとゆっくり、心の内で話せるところから、外の部分から話せばよいのだ。

できるところから、少しづつ進んでいければよかったのだ。

そういったことが分かっただけでも、今回体験できてよかったと思う。