時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

意外と悪くなかった体験を重ねて

少しの訂正。

昨日、知れば変わるなって、そう思ったけど。


確かに変わるけれど。

よくよく考えたら、別に知ってすぐに何かが変わったわけじゃなかったなと。


知った後、たまたまきっかけがあって、その時のちょっとした行動が、案外結果が良かったり、思った以上に心地よかったりして、「まあ、これくらいなら、私でも大丈夫かも」そう思えたからこそ、自分の中に火が灯ったというか。

 

道が開けた感じがした。

最近の出来事で言えば、いつもならあまり降らない雪が午後から降るかもしれないことを恐れ、徒歩で通勤した際、お昼を買ってから職場に向かわなかった。

 

昼頃から、お昼を調達しようと出てみたものの、途中で吹雪いてきたため、いつもは入らないような食堂に避難し、そこでご飯。

 

意外と食べられたし、安かったし、人も少なかったから、自分の中でのハードルが下がった。ここでなら、たまに一人飯もいいかも。少なくとも、コンビニで買った食べ物より、ずっと食事らしい。

 

まともな食事も、ちょっとだけなら実践できるかもと、そう思えた瞬間だった。

 

実際、それから何度か足を運んだ。

美味しいおかずも見つけた。

そういう時、一人ニマニマと、ひたすらそのおかずの美味しさに心奪われつつ、満足に食事を堪能する。

 

元々食事は静かに済ます方だが、おいしいご飯って、やはり一人でおかずに向き合って楽しみたいもの。しゃべりながら食べるご飯は、別に食べることがメインじゃないし。

誰かと食べに行くときは、誰かと話したい、会いたいときなのだ。

 

うん、だから。

ただ知っただけじゃ、何も変わらなかったな、と。

知って、偶然、何かをするタイミングがあって、そこで少しだけいつもと違うことをやってみたら、それが案外、楽に、簡単にできた。意外と悪くなかった。


だから、またやりたい、また行きたい。そんな感じも、悪くない。それが広がっていく。

変化ってのは、こうしたことの積み重ねかしらね。