時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

かに座が実感する、かに座との向き合い方

前回の続き。

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かに座以外にも、水の星座はあと2つあって、それらの人も、かに座とはまた違った水感をもった人たちだと思う。

友人にはうお座がいるが、彼女は確かに悩みを相談したらものすごく真剣に、こちらが思っている以上に応えてくれる。決して茶化したりしないから、親友としてはいいタイプだと思う。
ちなみに私の愚弟もまた、うお座である。

こうしてみると、かに座も含めた水感を持つ人たちとうまく付き合うには、こちらが先に弱さを見せることがキーになると思う。

この手のタイプと本当に仲良くなるには、決して己の強さを誇示したり、威圧的に接してはいけない。

そうすると、相手から即シャットアウトを食らう。
しかし、元々人がいい人が多いから、一見するとそのシャットアウトしていることを相手に気付かせないような態度をとってくれる。つーか、人を分かりやすく嫌うことに抵抗があるというかね。怖いじゃないですかね。

しかし、その心の内では「この人はダメ」という判断を下されているため、そんな人に、2度目のチャンスがあるかっていうと・・・なんせ警戒心の塊であるから。

特にかに座タイプは仲良くなるのに時間がかかるため、一度「敵」認定された人がそれを挽回するには、運が良くても数年を要する。そうでなくても心を開くのに年単位が必要になる場合もあるので、覚悟しておいた方がいいかもしれない。

敵と認識した生物を、そうそう情報更新なんてしないのが普通よ。

 

こんな水感の人たち。

基本的に、自分の弱点や特徴を分かっている人が多いし、そういうところが嫌いだと思っている人もいる。

何より、今の世の中では大層やりにくい部分がある。

例えば企業が求める人材像は、コミュニケーション能力に優れ、かつストレス耐性のある人、それはいわば「社交的で鈍感な人」だ。

それはつまり、どんなプレッシャーやきつい業務、理不尽な仕打ちにも耐えられる、丈夫な玩具が欲しい、そういうことなのである。そしてそれを、笑い話に変えられるタイプ、といったところか。
それならそうと綺麗な言葉で包まないで、ちゃんとハッキリそう言うべきだね。「丈夫な奴隷が欲しいです!」って。

その人材像の正反対とも言えるのが、水の性質を持つ人々。

感情に左右されるし周りからの影響も受けやすい。共感性に優れる一方、そのやさしさは今のビジネス(商売)には向かない。こちらから向けるサービス精神は旺盛だが、外部から向けられるプレッシャー等の圧に弱い。

そう、自分から発するエネルギーは大きいが、他人から向けられるエネルギーに弱い、そういう人達なのである。

だからこそ、空気の悪いところでは簡単に弱ってしまうが、空気のいいところでは、その清浄な気を誰よりも享受できる。水は汚染もされやすいのだ。

 

現代社会では生きる場所を選ぶ。

スピード、割り切り、効率性、そうしたものに、どうしてもついていけない部分を自覚している。

影響を受けやすいため、自らを守るためにはどうしてもガードは固くしなければいけないし、感情が豊かで共感性を持っているからこそ、頭で割り切れない部分がどうしてもでてくる。効率よりも、もっと大事なことがあると心の中では思っている。

今の世の中をまとっている信念を貫き通そうとしたら、自分の中に矛盾が生まれ、それはストレスに変わる。

そうした心に機敏に反応するから、それに気付き解消する力もあるけれど、それよりも早くに新たな負担が次々とやってくるから、自分のことを後回しにしてしまったり。

 

本当は、ものすごく優しい人たちだと分かっているからね。

肩の力を抜いて生きればいいと言われるけど、元々がこれだから。だから、開き直ってしまうのが一番いい。

周りの人は自分と違って丈夫だから、ちょっとくらい雑に扱っても大丈夫、壊れない、それくらいの気持ちでいた方がいいかと。

そんな気持ちでいても、それでも気を遣っちゃうのが、生まれ持った性質だから。

ついでに言うと、かに座の我々が口をそろえて言うのが「もっと早くこうしていればよかったね」という後悔。これ、心を開くのに時間がかかるプラス、踏み出しが遅いという特徴から来るのだ。
まあ、結局どれも「初期警戒がすごい」という所から生まれているものだが。

行ってみればガードの固さだ。しかし一度慣れてしまえば、案外適応力は早かったりする。これも特徴。水は、簡単に染まりますから。

 

というわけなので、かに座は無理に周りに合わせなくてもいいよ。
そしてあえて意識してみること、というかメッセージだけど、いつまでも殻をかぶって様子をうかがってないで、自分の本音をちょっとだけ出してみよう。

周りの人たちは、「この人猫かぶってるな」と結構分かるみたいだから。

本音を伝えることは壁を壊すことであるからこそ、慣れていって大胆になれば、実は好きな人には相当好かれるようになる気がする。万人受けはしないかもだけど。

そう、みんなに好かれようという気持ちは、早めに水に流した方がいいかもねー

全世界のかに座に幸あれ!