時にひきこもる思考

考察とnikki 一言で言えば、ただのエッセイ

感想文

臆病さに苦しむ時(脱「臆病」入門)

去年から3回も読むほどの、愛読書であった本。 すでにどっかでまとめと感想を書いた気がするけど、書いたかどうかもはっきりせず記事も見つからないため、改めて読んだついでに書く。 簡単に言えば、なぜ臆病になるのかという心理を説明してくれる内容。心理…

子どもの意思を尊重する育て方(ひとはなぜ「認められたい」のか②)

続き。こっち前回→ hikikomoru-shikou.hateblo.jp もしお子さんがいて、そんな発達をスムーズに行うには、幼少期から子に対して、共感の心と自由を尊重してやることが大切です。 そこに恵まれなかった場合、大人になった子は、自ら、共感をくれる人間を探し…

人が丸くなる理由(ひとはなぜ「認められたい」のか①)

趣味は結構、いろいろ持っている方だと思う。 鞄作ったり、棚にニスを塗ったり。紙バンドでカゴを作ったり。 あと、運動も。週に2回だけど、一応ウォーキングやジョギング。 たまに本も借りてきて読む。読んだら、たまに感想を書く。 することなければ、動画…

スーツ姿が許せない(着せる女)

最近読んだ、面白い本。 身近な出版社の知り合い男性に、著者である内澤さん(女性)がスーツを選ぶ手伝いをするという、そんな企画をまとめた本書。 この人の文章がさぁ、いいんだよね。さくらももこを彷彿とさせるユーモラス感。さくらももこのエッセイは…

お似合いのバッグ(マイバッグ)

「マイバッグ 3つのバッグで軽く美しく生きる」という翻訳された本を読んだ。 バッグこそ、常に持ち歩くいわば、パートナーのようなもの。 思えば昔から、それこそ小学生の頃から外出時にはポシェットを持って出かけた。 その当時から男は手ぶら、女は出かけ…

似合うメガネ診断(メガネ美人のおしゃれルール)

『メガネ美人のおしゃれルール』(著:八尾典子)という本を借りてきて読んだ。 この本、その人の特徴を最初のページで簡易診断させ、いくつものタイプに分けた後はひたすら、それぞれのタイプに似合う眼鏡の感じを紹介するという。 結果、読むべきページは…

中井拓志氏のホラー(獣の夢)

懐かしい本、読んでみる。 今からおよそ10年前、20歳くらいの頃に読んだ本を、10年経った今の私が読み直す。 実は色々、結構は本は読んでました。 今では、あまり小説は読まないけれど、適当に楽しく読んでいた、そんな学生時代。 個人的に好きな作家である…

この主人公は、ただのブラコン(ひきこもりの弟だった)

たまには軽い読み物でも、と図書館で手に取った1冊。「ひきこもりの弟だった」という本。 主人公は青年。 5歳上の兄が、子どもの頃から家から出られない引きこもりで、なのに、母親はそんな兄にばかり優しい。 それに納得できず大学入学と同時に家を出るも、…

やさしさとは、ぬるま湯だ(やさしさの精神病理)

ちょっと前の本になるけど、本を読みました。 『やさしさの精神病理』っていう「やさしさ」について書かれた本だった。 古くからある一般的な「やさしさ」と、新しい意味での「やさしさ」について、精神科医として働く著者が、患者の言う意味不明な「やさし…

許せないは、病らしい②(許せないという病)

~前半のつづき~ hikikomoru-shikou.hateblo.jp ・第1ステップ「傷つき」の認識 ・第2ステップ「怒り」の受け入れ 後半のはじまり 残りのステップ、ここからが実に難しい。 第3のステップが「相手を理解しようとする」こと。 許せないのは十分承知の上、そ…

許せないは、病らしい①(許せないという病)

「許せないという病」(片田珠美/著)という本を。 こちら、私がまさに今現在体験している「怒り」「許せない」という感情を、淡々と、第三者の上目線から綴られている図書である。 こういう心理的なメカニズムについて、淡々と、さも当たり前、分かり切って…